10月のサラリーマン

10月生まれのサラリーマンがヒーローになるまでの物語(嘘)

【工藤ホークス】工藤監督の「育成」に対する真髄が垣間見えた試合

結論

打たれると分かっていても首を振らずに投げる。それが後の財産になるなら。

 

 

今日のホークス対マーリンズ戦。

8回表1点ビハインドで迎えたマーリンズの攻撃。

 

2死2塁、マウンド上には松本投手。

打席にはレアード選手。

 

3球続けたスライダーが真ん中寄りに入り、センター前に運ばれてタイムリーにされてしまう。

 

松本投手は投球2イニング目に入っており、2点ビハインドになった場面。

 

セオリー通りなら投手交代もあり得る場面だが、工藤監督は松本投手の続投を選んだ。

 

この時、私はかつて工藤監督が現役だった頃の話を思い出した。

 

城島健司捕手がホークスに入団してきた時、師として仰いだのが工藤投手だった。

 

当時、既に工藤投手は球界のエースとして名を馳せていた訳だが、城島捕手のサインには一切首を振らなかったと言われている。

 

たとえ、それが打たれると分かっていても。

 

工藤投手と城島捕手はイニング毎に振り返りを必ず行っていた。

 

それを積み重ねていった結果、周知の通り城島捕手は球界を代表する選手になっていった。

 

 

話が少し逸れてしまったが、工藤監督の考え方の根底には目の前の勝利よりも、時としてその選手の成長をとることがあるのかも知れない。

 

イムリーの後、松本投手は2者連続四球を出して交代となってしまうが、工藤監督には下向きの表情は全くなかった。

 

この先登るか落ちるかは松本投手次第。

 

そんな工藤監督の【真髄】が垣間見えたような気がする今日の試合だった。

 

p.s.

鳥谷選手はマーリンズに移籍してたのね、知らなかった💦

 

ホークス頑張れ!

 

 

⬛︎終