【工藤ホークス】工藤監督の「育成」に対する真髄が垣間見えた試合
結論
打たれると分かっていても首を振らずに投げる。それが後の財産になるなら。
今日のホークス対マーリンズ戦。
8回表1点ビハインドで迎えたマーリンズの攻撃。
2死2塁、マウンド上には松本投手。
打席にはレアード選手。
3球続けたスライダーが真ん中寄りに入り、センター前に運ばれてタイムリーにされてしまう。
松本投手は投球2イニング目に入っており、2点ビハインドになった場面。
セオリー通りなら投手交代もあり得る場面だが、工藤監督は松本投手の続投を選んだ。
この時、私はかつて工藤監督が現役だった頃の話を思い出した。
城島健司捕手がホークスに入団してきた時、師として仰いだのが工藤投手だった。
当時、既に工藤投手は球界のエースとして名を馳せていた訳だが、城島捕手のサインには一切首を振らなかったと言われている。
たとえ、それが打たれると分かっていても。
工藤投手と城島捕手はイニング毎に振り返りを必ず行っていた。
それを積み重ねていった結果、周知の通り城島捕手は球界を代表する選手になっていった。
話が少し逸れてしまったが、工藤監督の考え方の根底には目の前の勝利よりも、時としてその選手の成長をとることがあるのかも知れない。
タイムリーの後、松本投手は2者連続四球を出して交代となってしまうが、工藤監督には下向きの表情は全くなかった。
この先登るか落ちるかは松本投手次第。
そんな工藤監督の【真髄】が垣間見えたような気がする今日の試合だった。
p.s.
鳥谷選手はマーリンズに移籍してたのね、知らなかった💦
ホークス頑張れ!
⬛︎終